【No.47】エアロダイナミクス

曲概要

「エアロダイナミクス」はD.ギリングハムの作曲した吹奏楽曲です。

シンクレア・コミュニティ・カレッジ・コミュニティ・バンドの創立25周年を記念して委嘱されました。

同名の車もありますよね。

この曲の推しポイント!

エアロダイナミクス、空気力学。

飛行機を生み出し、空を飛ぶに至った人類の発明の軌跡と、その功績を祝福する曲です。

この吹奏楽曲が作曲された2003年はライト兄弟の世界初の有人飛行からちょうど100年という年でした。

 

曲は6つの場面によって構成されています。

一つ目の場面は「Invention/発明」

静かな中、飛行機のエンジンや風を連想させる音が続きます。

 

二つ目の場面は「Dayton, Ohio,1903/1903年オハイオ州デイトン」

この場面は19世紀後半から20世紀初頭に流行した「ラグタイム」が中心になっています。

ここで用いられているテーマはスコット・ジョプリンの「ウィーピング・ウィロー・ラグ」という曲から引用されています。

この曲は1903年に作曲された物で、ライト兄弟が生きた当時の世界を連想させます。

最初にピアノが演奏するフレーズは原曲では二番目に用いられているもの。

そして、続いてFl.とA.Sax.が最初のフレーズを演奏します。

 

三つ目の場面は「The Wright Brothers/ライト兄弟」

ライト兄弟の功績を称えるような新たなテーマがファンファーレとして雄大に現れます。

一瞬「ラグタイム」のフレーズが現れるも、すぐに再びライト兄弟のテーマが再現されます。

 

四つ目の場面は「Construction/建造」

ラグタイムのフレーズがそこかしこに現れながら、同時に打楽器を中心としてハンマーで何かを作るような音が続き、そのテーマを中断させます。

ライト兄弟は自転車屋をしながら、飛行機を建造していました。

ラグタイムの明るい音楽の一方で、建造時の気持ちの高ぶりを示すような緊張感が、どことなく感じられます。

 

五つ目は「Flight/飛行」

滑走するようなハイハット、サッシン。

そして金管楽器と木管楽器の半音階の上昇、下降の音階と共に冒頭の風を連想させる音が帰ってきます。

 

最後の場面は「Celebration/祝福」

ライト兄弟のテーマが再現され、人類初の有人飛行を祝福します。

ラグタイムも顔を覗かせながら、華やかに曲は終結します。

 

全ての場面が全て重要で、全て大好きです。

推しポイントは全部ですね。

 

ブレーン公式のYoutubeアカウントにフル音源が上がってたの知らなくてびっくりしました。

吹奏楽コンクールでも度々演奏される曲ですが、やっぱりフルでやってこそですね。

これを機に演奏したいですね。上手なピアニストに弾いて欲しいです。

 

 

曲情報

曲名:エアロダイナミクス
作曲者:D.ギリングハム

作曲年:2003年

この曲を一言で言うと:空も飛べるはず
演奏歴:早(第56回定期演奏会)

(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)

 

Tuba. T