【No.55】Monkey

曲概要

「Monkey」はS.ブライアントの作曲した吹奏楽曲です。

ブライアントといえば、全日本吹奏楽コンクールで演奏された「ウィンドアンサンブルのためのコンチェルト」で一躍有名になりましたね。

この曲はUniversity of Nevada Las Vegas (UNLV) Wind Orchestraの委嘱で1997年に作曲されました。

猿です。

 

この曲の推しポイント!

「Monkey」です。

猿です。

 

例えば私たちも演奏したアフリカの儀式と歌、宗教的典礼など野生的な曲は多くあります。

しかし、この曲は猿にだけ焦点を当てています。

 

冒頭からPicc.Fl.Ob.によって猿の鳴き声が奏でられます。

そこから最後まで、疾走感溢れる速度が続きます。

猿が森を駆け回っているようなイメージでしょうか。

 

冒頭の猿の鳴き声はもちろん何度も用いられるのですが、それ以外の楽器も多くは動物の鳴き声のように用いられています。

Hr.とかはゾウっぽいですね。

Timp.とTom.のソリは自然の地響きとか、噴火のように聴こえます。

 

全体的に大自然です。

 

作曲者の解説の最後にはno animals were harmed during the composition of this piece.という言葉が記されています。

確かにともすれば猿を虐待しているかのような声にも聴こえますが、きっと野生の猿はこれくらい激しく鳴くのでしょう。

 

非常に難易度が高い曲ですが、演奏していて楽しいことは間違い無いと思います。

バリバリの有名曲の間に突然Monkeyする演奏会、したいですね。

 

曲情報

曲名:Monkey
作曲者:S.ブライアント

作曲年:1997年

この曲を一言で言うと:先祖
演奏歴:無し

(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)

 

Tuba. T