【No.58】木陰の散歩道

曲概要

「木陰の散歩道」はEdwin Franko Goldmanの作品です。

 

原題を"On the Mall" といい、ニューヨークのセントラルパーク中に位置する並木道「ザ・モール」のことを指します。

ザ・モールの先には、ナウムバーグ・バンドシェルという野外音楽堂が位置しており、この曲は、バンドシェルの建築に貢献したElkan Naumburgを称えるため、1923年に作曲されました。他にもクラリネット・クワイアー版が編曲されています。

 

この曲の推しポイント!

この曲の特徴は言うまでもなくトリオの「口笛」による演奏です。
吹奏楽でも曲中で歌うことはしばしばありますが、口笛による演奏は珍しいですね。
楽器や歌だけでなく口笛で演奏することで楽しげな雰囲気だけでなく、春の陽気や爽やかな風が吹く木陰の情景が伝わってきます。
ゴールドマンはこの歌と口笛の部分を聴衆のソロで演奏したこともあったそうです。
現在でもトリオをお客さんと歌ったり、口笛を吹いたりする演奏があるようです。そのため、アンコールとして演奏される機会が多い曲のように感じます。

個人的な感想としては、トリオ部分以外は公園というより遊園地のような雰囲気を感じます。マーチだからでしょうか?それとも、セントラルパークはそんな雰囲気なんでしょうか?
確かめるためにも、ぜひ一度ニューヨークへ行ってみたいですね。

自粛期間が明けたとは言え、自由に外出するのも憚られるような状況ですが、この曲を聴くとお散歩をしているような気持ちになれますね。とはいえ、仕事では気にせず外出してしまいますが、、、

 

曲情報

曲名:木陰の散歩道
作曲者:Edwin Franko Goldman
編曲者:Edward S. Lisk

作曲年:不明

この曲を一言で言うと:口笛を吹いて働こう

演奏歴:無し

(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)

 

Fl. K