【No.6】ポップ・コピー

曲概要

「ポップ・コピー」はスコット・マカリスター作曲の吹奏楽曲です。

アメリカの有名なテレビ番組にインスピレーションを受けた曲だそうです。

モデルとなった番組がそうだからなのか、どの楽章も非常に個性的です。

 

武生商業の演奏などが有名ですね。

この曲の推しポイント!

スコット・マカリスターの初の吹奏楽曲だそうです。

全三楽章構成の作品になります。

 

一楽章は「もっとカウベルを!」

アメリカのコント番組「サタデー・ナイト・ライブ」名作コント「More Cowbell」を元ネタにした曲だそうです。

バンドに混じるカウベル。演奏を始めてみると前に出すぎてしまって非常に煩く、バンドメンバーはイラつく。

しかし、それを聴いていたプロデューサーは一言、「More Cowbell!」

この楽章は完全にカウベル協奏曲。珍しい曲ですよね。

カウベル以外の管楽器の伴奏16分音符はいつ聴いても大変そうです。

 

二楽章は「バンドキャンプでのひと時」

「アメリカン・パイ」というコメディ映画が元ネタだそうです。

高校生四人組が高校卒業までに色々とお騒がせするスクールコメディです。

その四人組の弟はさらにお騒がせキャラで、強制参加させられた吹奏楽部の合宿でえっちないたずらを繰り広げるという内容の番外編が、この「バンドキャンプでのひと時」というタイトルに繋がってきます。

悲しげなフルートソロが印象的な楽章なのですが……。盗撮の緊張感を表しているだけなのかもしれないですね。

 

三楽章は「今は落ち着いて」

「となりのサインフェルド」という作品の「Serenity Now(今は落ち着いて)」という回が元ネタです。

ゆったりとしたバリトンサックスソロから始まりますが、途中で我慢しきれなくなったかのように攻撃的なテンポに変わり、そのまま終わりまで突っ込みます。

 

 

個人的には三楽章が一番好みです。

実際にそれぞれの番組を見てみるとよりイメージが湧きやすいと思います。(僕もそうした)

非常に難易度の高い曲ですが、一度演奏してみたいですね。

 

 

 

曲情報

曲名:ポップ・コピー

作曲者:スコット・マカリスター

作曲年:不明(2009年日本初演)

この曲を一言で言うと:アメリカンジョークっていいね

演奏歴:なし

(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)

 

Tuba. T