曲概要
「モリコーネ・パラダイス」は真島俊夫の作曲した吹奏楽曲です。
複数のバージョンがありますが、今回はアルトサックスと吹奏楽のためのものを取り上げます。
この曲の推しポイント!
この曲の中では、エンニオ・モリコーネ氏が、音楽を担当している映画「アリバイ」より「ベリンダ・メイ」
同じく担当している映画「ニュー・シネマ・パラダイス」より「トトとアルフレード」、「成長」、愛のテーマ」
この合計4つの曲のモチーフが用いられています。
映画「アリバイ」については少し情報少ないのですが、1969年に公開されたイタリアのコメディ映画だそうです。
ベリンダ・メイは劇中、飛行機が空を飛ぶ場面で流れるとか。非常に愉快で、モリコーネらしい曲です。
また、このタイトルは五月の空とも訳されています。
真島氏の別の曲を思い出してしまいますね笑
「ニュー・シネマ・パラダイス」はとても有名なイタリア映画ですね。
僕もイタリア語の授業中に見ました。
主人公である映画監督「サルヴァトーレ」は幼い頃共に過ごした映画技師「アルフレード」の訃報を伝えられ、想い出を回想します。
かつて「トト」と呼ばれていたサルヴァトーレは、アルフレードの元で青春時代を過ごしていました。
映画のネタバレにもなってしまうので詳しくは書きませんが、「成長」「トトとアルフレード」「愛のテーマ」。
どれも印象的なシーンで流れる、印象的な曲です。
「モリコーネ・パラダイス」ではピアノとアルトサックスが甘いメロディを奏で続けます。
真島氏の編曲も見事ですが、やはりモリコーネの作ったメロディが素晴らしいですね。
エンニオ・モリコーネ氏は2020年7月6日に亡くなりました。
真島氏が亡くなった時も思いましたが、自分の知っている曲の作り手が亡くなるのは非常に悲しいし、喪失感に襲われます。
これを機にまた聴きなおそうと思います。
ご冥福をお祈りします。
曲情報
曲名:モリコーネ・パラダイス
作曲者:真島俊夫
出版年:2017年
この曲を一言で言うと:イタリア人にも映画監督にもなりたい
演奏歴:なし
(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)
Tuba. T