【No.67】モリコーネ・パラダイス

曲概要

「モリコーネ・パラダイス」は真島俊夫の作曲した吹奏楽曲です。

複数のバージョンがありますが、今回はアルトサックスと吹奏楽のためのものを取り上げます。

この曲の推しポイント!

この曲の中では、エンニオ・モリコーネ氏が、音楽を担当している映画「アリバイ」より「ベリンダ・メイ」

同じく担当している映画「ニュー・シネマ・パラダイス」より「トトとアルフレード」、「成長」、愛のテーマ」

この合計4つの曲のモチーフが用いられています。

 

映画「アリバイ」については少し情報少ないのですが、1969年に公開されたイタリアのコメディ映画だそうです。

ベリンダ・メイは劇中、飛行機が空を飛ぶ場面で流れるとか。非常に愉快で、モリコーネらしい曲です。

また、このタイトルは五月の空とも訳されています。

真島氏の別の曲を思い出してしまいますね笑

 

「ニュー・シネマ・パラダイス」はとても有名なイタリア映画ですね。

僕もイタリア語の授業中に見ました。

主人公である映画監督「サルヴァトーレ」は幼い頃共に過ごした映画技師「アルフレード」の訃報を伝えられ、想い出を回想します。

かつて「トト」と呼ばれていたサルヴァトーレは、アルフレードの元で青春時代を過ごしていました。

 

映画のネタバレにもなってしまうので詳しくは書きませんが、「成長」「トトとアルフレード」「愛のテーマ」。

どれも印象的なシーンで流れる、印象的な曲です。

 

「モリコーネ・パラダイス」ではピアノとアルトサックスが甘いメロディを奏で続けます。

 

真島氏の編曲も見事ですが、やはりモリコーネの作ったメロディが素晴らしいですね。

 

エンニオ・モリコーネ氏は2020年7月6日に亡くなりました。

真島氏が亡くなった時も思いましたが、自分の知っている曲の作り手が亡くなるのは非常に悲しいし、喪失感に襲われます。

 

これを機にまた聴きなおそうと思います。

ご冥福をお祈りします。

 

 

曲情報

曲名:モリコーネ・パラダイス
作曲者:真島俊夫

出版年:2017年

この曲を一言で言うと:イタリア人にも映画監督にもなりたい

演奏歴:なし

(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)

 

Tuba. T