【No.82】序曲「春の猟犬」

曲概要

「春の猟犬」はA.リードの作曲した吹奏楽曲です。

The John L. Forster Secondary School Concert Band of Windsorの委嘱で作曲されました。

初演は1980年です。

 

 

 

 

この曲の推しポイント!

言うまでもない名曲ですね。

タイトルの「春の猟犬」とはアルジャーノン・チャールズ・スウィンバーンの詩「Atalanta in Calydon」の一節から取られています。

 

When the hounds of spring are on winter's traces,
The mother of months in meadow or plain
Fills the shadows and windy places
With lisp of leaves and ripple of rain; Where shall we find her, how shall we sing to her,
Fold our hands round her knees and cling?
O that man's heart were as fire and could spring to her,
Fire, or the strength of the streams that spring!
And soft as lips that laugh and hide
The laughing leaves of the trees divide,
And screen from seeing and leave in sight
The god pursuing, the maiden hin.

です。

 

この詩から読み取れる「若々しい華やかさ」「優しい愛の甘さ」

この二つを描こうとしています。

 

曲の形式は非常にわかりやすいA-B-A形式です。

しかし、拍子が6/8なので、初心者は面食らいますね。僕がそうでした。

 

華やかな序曲のメロディは快速で、若々しさを表しています。

中間部の甘いコラールが優しい愛でしょうか。

この二つの主題が中心となって曲が形作られています。

 

各楽器のソロも注目です。

当時はTubaのソロがよくわからなくてしんどかった記憶があります。

 

吹奏楽における必修科目の一つな気がします。

あえて、今だからこそもう一度演奏してみたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

曲情報

曲名:春の猟犬
作曲者:A・リード
作曲年:1980年

この曲を一言で言うと:吹奏楽界のイャンクック
演奏歴:早(第28回定期演奏会など)

(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)

 

Tuba. T