【No.89】ファンファーレ “天と大地からの恵み”

曲概要

「ファンファーレ "天と大地からの恵み" 」は八木澤教司の作曲した吹奏楽曲です。

小山市交響吹奏楽団の30周年を記念して作曲されました。

 

 

 

 

 

 

この曲の推しポイント!

「大地、水、太陽、風」とか。

「大地と水とと空」とか。

「天と大地からの恵み」とか。

 

大地多いですよね、吹奏楽。

 

と、思ったのですが、この曲にはちゃんとした由来があります。

この曲を委嘱した小山市交響吹奏楽団は栃木県小山市を本拠地にする楽団です。

 

栃木県小山市は「水と緑と大地を未来につなぐまち」というスローガンを掲げた自然環境再生計画を掲げています。

このタイトルはそこから着想を得ているようです。

確かに小山市は自然豊かないい街です。

この間仕事で行きました。

 

穏やかながら壮大なオープニングの後に、雄大なコラールへと進みます。

そしてTp.は小鳥が囀るように不規則に演奏されます。

一転速度が上がると不規則なリズムで進むエネルギッシュな音楽になります。

 

そのエネルギッシュさを保ちながら、華やかに曲は終わります。

 

わずか3分弱の短い音楽ながら、非常に華やかで演奏会のオープニングにぴったりです。

序曲とファンファーレ、演奏会の選曲上は同じ扱いをされがちです。

しかしいざ聴いてみると全然印象が違いますね。

 

この曲の知名度を上げたのは作曲から9年経過した2019年。

天皇陛下御即位奉祝式典・国民祭典において、天皇皇后両陛下「お出迎えの音楽」として演奏されました。

日本中の人がこの曲を耳にしたわけですね。

 

 

曲情報

曲名:ファンファーレ「天と大地からの恵み」
作曲者:八木澤教司
作曲年:2010年

この曲を一言で言うと:ドラクエに似てるやつあるよね
演奏歴:早(第73回定期演奏会)

(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)

 

Tuba. T