【No.90】フィエスタ

曲概要

「フィエスタ」は秋透による作品です。
この曲は「21世紀の吹奏楽」実行委員会の委嘱で作曲され、第1回「響宴」において川口市・アンサンブルリベルテ吹奏楽団により初演されました。

「フィエスタ(Fiesta)」はスペイン語で「祝祭」を意味し、この曲においては「響宴」を意味するスペイン語とされています。

この曲紹介を執筆している現在、YouTube等にフル音源がないのでぜひ響宴ⅠのCDを買って聞いてみてください。

ちなみに、我々の団体名のもととなった曲はこちらではく、P. スパークの"Fiesta!"です。

 

 

 

 

この曲の推しポイント!

フィエスタ(祝祭)という曲名を持った曲ですが、雰囲気は歌って踊るお祭り騒ぎのようなものではなく、式典のような荘厳さと子どもが野原を駆け回るような軽快さを兼ね備えた曲となっています。

冒頭のファンファーレは新しい時代の幕開けを予感させるような華やかさと重厚感を兼ね備えており、新しい時代の吹奏楽を作り上げていくという「響宴」の趣旨に相応しい雰囲気が感じられます。

中間部は木管楽器によるゆったりとした旋律、オーボエ、フルート、ホルンによるソロが奏でられた後、金管楽器の広がりのある旋律へと移り、スネアドラムに導かれながらテンポを上げ終盤へと向かいます。

中間部からテンポを上げた先では主部の軽やかな音楽が再現された後、テンポを落とし重厚な金管楽器の演奏によるクライマックスへと向かいます。

5分強と比較的短い曲ですが、様々な表情を見せる曲です。
演奏会の幕開けの1曲にいかがでしょうか?
 

 

 

曲情報

曲名:フィエスタ
作曲者:秋透
作曲年:1997年

この曲を一言で言うと:P. スパークではない
演奏歴:なし

(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)

 

Fl.K