【No.4】ニュー・ロンドン・ピクチャーズ

曲概要

「ニュー・ロンドン・ピクチャーズ」はナイジェル・ヘス作曲の吹奏楽曲です。

2003年にサリー・カントリー・ユース・ウィンド・オーケストラの委嘱で作曲されました。

ナイジェル・ヘスの作曲したピクチャーズシリーズの一作ですね。

この曲の推しポイント!

全体的にポップなのにおしゃれです。

特に一楽章はポップス要素が強く、華やか。

現実のロンドンでは、タイトルともなっている「ミレニアム・ブリッジ」を渡ることで、「セント・ポール大聖堂」にたどり着くことができます。曲後半のチャイムの音色は、その大聖堂から聞こえてくる音をモチーフとしています。

そういう逸話ある系の曲が私は好きです笑。

 

また、二楽章、三楽章もそれぞれ現代のロンドンのシンボルをモチーフにした曲となっています。

二楽章は「ロンドン・アイ」ロンドンの街を一望できる大きな観覧車です。

一楽章とは打って変わって非常にゆったりとしたメロディーが様々な楽器によって紡がれます。

どことなく同作曲者の作品「イースト・コーストの風景」より「キャッツキル」に似ているような気がします。

ホルンソロが印象的です。

 

三楽章は「コンジェスチョン・チャージ」ロンドン中心部の中でも最も混雑するエリアに入る際に、課金が必要になるという制度らしいです。

焦せらせるようなスネアドラム、車のクランクションを模したような管楽器など現代の街並みを描きます。

 

 

ロンドンというと、シャーロック・ホームズなどの過去の世界をイメージする方もいると思いますが、この曲を聴いて現代にも想いを馳せるのも良いですね。

 

曲情報

曲名:ニュー・ロンドン・ピクチャーズ

作曲者:ナイジェル・ヘス

出版年:2003年

この曲を一言で言うと:ロンドン行きたい

演奏歴:なし

(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)

 

Tuba. T