曲概要
「And Can It Be? 神が愛なら、どうしてこんな悲劇が起こるのか」はD・ギリングハムの作曲した吹奏楽曲です。
2000年に作曲された曲で、曲中では同名の賛美歌のフレーズが用いられています。
また、米国コロンバイン高校乱射事件をモデルとした曲でもあります。
この曲の推しポイント!
And can it be that I should gain an interest in the Savior's blood?
という歌詞から始まる、「And can it be」はキリスト教の伝統的な賛美歌です。
神による愛と救済を謳った歌ですね。ギリングハムは1981年に大学教授となった際に、この曲と出会ったそうです。
この曲のもう一つのモデルは米国コロンバイン高校乱射事件です。
1999年に起きたコロンバイン高校在学中の学生による校内銃乱射事件で、15名の死者を出しました。
当時アメリカではこれをはじめとした多くの銃乱射事件が起きていました。
その現状を目の当たりにしたギリングハムが思い出したのが「And can it be」、神が愛なら、どうしてこんな悲劇が起こるのか。
冒頭、賛美歌のフレーズで始まります。
その後ユーフォソロによる賛美歌のフレーズが続くのですが、素晴らしく良いので聴いてみて下さい。
テンポが速くなった後は緊迫感溢れる変拍子。そして壮大な賛美歌のフレーズへ。
一度落ち着いた後、A.Saxのソロ、木管楽器によるアンサンブル、金管楽器のコラールなどを経て曲はもう一度静かに収まっていきます。
作りはWith Heart and Voiceに似ているのですが、よりシリアス要素を増したような形。
私はギリングハムのコラールが大好きなのでとても好きな曲です。
東海大翔洋の演奏が有名です。
曲情報
曲名:And Can It Be? 神が愛なら、どうしてこんな悲劇が起こるのか
作曲者:D・ギリングハム
作曲年:2000年
この曲を一言で言うと:事件のことも調べようね
演奏歴:無し
(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)
Tuba. T