【No.65】パンソニック・ラプソディ

曲概要

「パンソニック・ラプソディ」は高昌帥の作曲した吹奏楽曲です。

2007年に大津シンフォニックバンドの委嘱で作曲されました。

 

この曲の推しポイント!

「パンソニック」とは朝鮮半島の伝統音楽の1ジャンルである「パンソリ」のことを表しています。

一人の歌い手と太鼓奏者による一人オペラのようなもので、チャンダンと呼ばれる独特なリズムが特徴的です。

その中でも「チルチェ」と呼ばれる5/8のリズムは高昌帥の曲で用いられることが多くありますよね。

 

 

曲はおどろおどろしい場面と、チャンダンの激しく疾走感のある場面に分かれています。

冒頭は前者の場面。tuttiによるfffです。

そこから一人取り残されたように、S.SaxによるSoloが長々と続きます。

途中他の楽器も混ざり合いながら、緊張感あふれる場面は終わります。

 

そしてチャンダンの場面。

よく聴き覚えのあるリズムですね。

疾走感溢れる変拍子が続きます。

 

上記二つの場面を繰り返しながら曲は進行していきます。

その中でSoloの楽器は多数ありますが、紆余曲折を経ていつもS.Saxに戻ってきます。

 

最初に聴いた時、S.Saxのコンチェルトかと思いました笑。

 

この曲を2007年に委嘱した大津シンフォニックバンドは、同年の吹奏楽コンクール全国大会で金賞を受賞しています。

その素晴らしい演奏もぜひ聴いてみてください。

 

 

 

曲情報

曲名:パンソニック・ラプソディ
作曲者:高昌帥

作曲年:2007年

この曲を一言で言うと:ソプラノ無双

演奏歴:無し

(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)

 

Tuba. T