曲概要
「パンソニック・ラプソディ」は高昌帥の作曲した吹奏楽曲です。
2007年に大津シンフォニックバンドの委嘱で作曲されました。
この曲の推しポイント!
「パンソニック」とは朝鮮半島の伝統音楽の1ジャンルである「パンソリ」のことを表しています。
一人の歌い手と太鼓奏者による一人オペラのようなもので、チャンダンと呼ばれる独特なリズムが特徴的です。
その中でも「チルチェ」と呼ばれる5/8のリズムは高昌帥の曲で用いられることが多くありますよね。
曲はおどろおどろしい場面と、チャンダンの激しく疾走感のある場面に分かれています。
冒頭は前者の場面。tuttiによるfffです。
そこから一人取り残されたように、S.SaxによるSoloが長々と続きます。
途中他の楽器も混ざり合いながら、緊張感あふれる場面は終わります。
そしてチャンダンの場面。
よく聴き覚えのあるリズムですね。
疾走感溢れる変拍子が続きます。
上記二つの場面を繰り返しながら曲は進行していきます。
その中でSoloの楽器は多数ありますが、紆余曲折を経ていつもS.Saxに戻ってきます。
最初に聴いた時、S.Saxのコンチェルトかと思いました笑。
この曲を2007年に委嘱した大津シンフォニックバンドは、同年の吹奏楽コンクール全国大会で金賞を受賞しています。
その素晴らしい演奏もぜひ聴いてみてください。
曲情報
曲名:パンソニック・ラプソディ
作曲者:高昌帥
作曲年:2007年
この曲を一言で言うと:ソプラノ無双
演奏歴:無し
(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)
Tuba. T