【No.91】歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」 より(2018年版)

曲概要

歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」 よりは宍倉晃の編曲した吹奏楽曲です。

今回は2018年版です。

 

 

 

 

 

この曲の推しポイント!

カヴァレリア・ルスティカーナはイタリアの小説家、ジョヴァンニ・ヴェルガの書いた小説を元にしたオペラです。

「田舎の騎士道」という意味になります。

 

徴兵に伴い、離れ離れになったカップル、トゥリッドゥとローラ。

トゥリッドゥが帰ってきたときにはローラはアルフィオという男性と結婚していました。

それを見たトゥリッドゥも、サントゥッツァという女性と関係を持ちます。

 

しかし、ローラに誘惑されたトゥリッドゥは再び関係を持ってしまいます。

それがバレて……

 

というあらすじですね。

昼ドラです。

 

こちらの吹奏楽編曲は2007年版も存在しており、その続きから演奏されます。

合唱曲である「オレンジの花は香り」は非常に美しい音楽です。

この曲単体でもよく合唱曲として歌われているようです。

木管群の旋律や、金管楽器のミュート群が印象的です。

 

続いてサントゥッツァの有名なロマンツァ「ママも知るとおり」へと移り変わります。

結婚前なのに男と関係を持ってしまったサントゥッツァ。もうトゥリッドゥ以外の男とは結婚できないのに、彼の気持ちは別の人へ向いています。

そんな彼女の悲痛なロマンツァです。

E.Hrn.のソロがもの哀しく響き渡ります。

 

その後「間奏曲」

いうまでもなく名曲ですね。この曲だけでもよく演奏されています。

木管楽器の神聖な音楽が続きます。

 

「馬は勇む」は馬車屋であるアルフィオの曲。

アップテンポの明るい曲と思いきや、転調して焦るような不穏な雰囲気になります。

 

そしてサントゥッツァとトゥリッドゥの2重唱「お願いトゥリッドゥ、ここにいて」

Tp.のソロが光ります。有名な旋律ですね。この主題が展開していく形で進行します。

2人の感情がぶつかり合い、クライマックスを迎えます。

 

そして最後はトゥリッドゥがアルフィオに殺される場面。

激しくなだれ込むように曲は終わりを迎えます。

 

個人的には圧倒的に2018年派です。

埼玉栄高校の名演も必聴です。

 

カヴァレリア、生で見たことないので見てみたいんですよね。

 

 

 

 

曲情報

曲名:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」 より
作曲者:P.マスカーニ
編曲者:宍倉晃
編曲年:2018年

この曲を一言で言うと:昼ドラです
演奏歴:なし

(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)

 

Tuba.T