曲概要
歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」 よりは宍倉晃の編曲した吹奏楽曲です。
今回は2018年版です。
この曲の推しポイント!
カヴァレリア・ルスティカーナはイタリアの小説家、ジョヴァンニ・ヴェルガの書いた小説を元にしたオペラです。
「田舎の騎士道」という意味になります。
徴兵に伴い、離れ離れになったカップル、トゥリッドゥとローラ。
トゥリッドゥが帰ってきたときにはローラはアルフィオという男性と結婚していました。
それを見たトゥリッドゥも、サントゥッツァという女性と関係を持ちます。
しかし、ローラに誘惑されたトゥリッドゥは再び関係を持ってしまいます。
それがバレて……
というあらすじですね。
昼ドラです。
こちらの吹奏楽編曲は2007年版も存在しており、その続きから演奏されます。
合唱曲である「オレンジの花は香り」は非常に美しい音楽です。
この曲単体でもよく合唱曲として歌われているようです。
木管群の旋律や、金管楽器のミュート群が印象的です。
続いてサントゥッツァの有名なロマンツァ「ママも知るとおり」へと移り変わります。
結婚前なのに男と関係を持ってしまったサントゥッツァ。もうトゥリッドゥ以外の男とは結婚できないのに、彼の気持ちは別の人へ向いています。
そんな彼女の悲痛なロマンツァです。
E.Hrn.のソロがもの哀しく響き渡ります。
その後「間奏曲」
いうまでもなく名曲ですね。この曲だけでもよく演奏されています。
木管楽器の神聖な音楽が続きます。
「馬は勇む」は馬車屋であるアルフィオの曲。
アップテンポの明るい曲と思いきや、転調して焦るような不穏な雰囲気になります。
そしてサントゥッツァとトゥリッドゥの2重唱「お願いトゥリッドゥ、ここにいて」
Tp.のソロが光ります。有名な旋律ですね。この主題が展開していく形で進行します。
2人の感情がぶつかり合い、クライマックスを迎えます。
そして最後はトゥリッドゥがアルフィオに殺される場面。
激しくなだれ込むように曲は終わりを迎えます。
個人的には圧倒的に2018年派です。
埼玉栄高校の名演も必聴です。
カヴァレリア、生で見たことないので見てみたいんですよね。
曲情報
曲名:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」 より
作曲者:P.マスカーニ
編曲者:宍倉晃
編曲年:2018年
この曲を一言で言うと:昼ドラです
演奏歴:なし
(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)
Tuba.T