【No.57】「ポカホンタス」より

曲概要

「ポカホンタス」は1995年に公開されたディズニー映画です。

曲はA.メンケンが担当しています。

吹奏楽への編曲は宍倉晃です。

2009年の全日本で演奏されたっきり長らく出版されていませんでしたが、ようやく2020年に出版されました。

この曲の推しポイント!

「ポカホンタス」の舞台は17世紀初頭のアメリカ。

インディアンの少女と、イギリス人の男性の悲恋を描いた作品です。

 

この吹奏楽版はその作品の中から4曲を用いて構成されています。

 

冒頭はListen With Your Heart(心の耳で聞いてごらん)

映画でも冒頭で用いられており、ポカホンタスを見守る木々たちによって歌われます。

ちょっと美女と野獣のプロローグに似てますね。

木管楽器によるアンサンブルによってテーマが奏でられます。

この編曲はソプラノサックス大活躍なのですが、この曲も違わず最後の最後に活躍です。

 

二曲目のSavages(サベジス)はイギリス人とインディアンの対立の場面で歌われる曲です。

野蛮人とか、獰猛とかそういう意味らしいです。

前曲とは異なり金管楽器による激しい音楽と、様々な打楽器が用いられます。

雷を表現する打楽器アンサンブルの場面がとても好きです。

後半は疾走感のあるスネアドラムによって曲全体が導かれます。

ダブルスネアっぽく聴こえるんですけど、編成を見る限りIndian Drumとかが同時に用いられているようです。

 

三曲目にはattaccaで入ります。Colors of the Wind(カラー・オブ・ザ・ウインド)

この曲は映画のメインテーマに当たる曲です。

ソプラノサックスの二重奏によって奏でられたテーマが様々な楽器へと受け継がれていきます。

ソプラノ二本というところが好きすぎてこの曲が好きです。

最後の曲はFarewell(フェアウェル )

もう会うことの無い別れを意味する言葉です。

tuttiによる演奏で曲もクライマックスを迎えます。

 

2009年の埼玉栄高校の演奏が大好きだったので、出版されて本当に良かったです。

美女と野獣とかは演奏されがちですが、この曲もぜひレパートリーに加えた方が良いと思います。

 

曲情報

曲名:「ポカホンタス」より
作曲者:A.メンケン
編曲者:宍倉晃

作曲年:2009年

この曲を一言で言うと:似てる人、たまに大学にいた
演奏歴:無し

(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)

 

Tuba. T