曲概要
「ジュウ・シメリック」は天野正道の作曲した吹奏楽曲です。
本人の還暦記念コンサートのために作曲されました。
吹奏楽コンクールでも自由曲として演奏されていますね。
この曲の推しポイント!
タイトルの「シメリック」とはキメラを語源とするフランス語「Chimerique」です。キメラには架空の、や幻想的な、といった意味もあるそうです。
天野正道のシメリックシリーズとしては三作目です。
シネマ・シメリックは私たちも第七回定期演奏会で演奏しました。こちらも吹奏楽コンクールで自由曲としてよく聴きますね。
「ジュウ」とは遊び、賭け事、賭博と言った意味のフランス語ですね。
天野正道先生の解説によると、曲のイメージとしては比較的自由に解釈をして良いとのことでした。
個人的には、架空のゲームかな? と考えたのでこの画像にしました。
曲はクラリネットのアンサンブルで静かに始まります。
木管楽器のソロを中心とした薄いオーケストレーションの後、♩-144の速い音楽へと突入します。
この場面では、最初に中低音によって演奏されたモチーフが様々な楽器で展開されていきます。
そしてA.Saxのソロの後、それに絡み合うようにSax群ののアンサンブル。天野正道吹奏楽曲の十八番って感じですね。
その後瞬間的に♩-152で先ほどのモチーフが現れた後、急速に速度を落とし、エンディングへと向かいます。
曲全体を通して、スネアドラムが非常に印象的です。
天野正道先生が意図した通り、様々なストーリーが思い浮かぶような吹奏楽曲です。
上述の通り私には架空のゲーム音楽に聴こえましたが、他の方にはどのように聴こえるのでしょうか?
気になりますね。
曲情報
曲名:ジュウ・シメリック
作曲者:天野正道
作曲年:2018年
この曲を一言で言うと:ゲームやりたくなるね
演奏歴:無し
(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)
Tuba. T