【No.45】「エディソンの光」〜 メンロパークの魔術師

曲概要

「エディソンの光」〜 メンロパークの魔術師は八木澤教司の作曲した吹奏楽曲です。

愛知工業大学名電高等学校吹奏楽部の委嘱によって2013年に作曲されました。

コンクール自由曲としての委嘱であり、同年の全日本では銀賞を受賞しています。

この曲の推しポイント!

この曲に冠されているエディソンとはもちろんトーマス・エジソンのことです。

彼の研究所がニュージャージー州のメンロパークにあったことから、「メンロパークの魔術師」とも呼ばれていたそうです。

また、「愛知工業大学名電」から電気という着想を得たことから、このようなテーマでの作曲に至ったとのこと。

 

曲は5つの場面に分かれています。

一つ目の場面は「何事にも興味を持つ少年時代」

ハープの音共に、木管楽器のメロディが静かに続きます。エジソンの好奇心の高まりのように徐々に盛り上がりを見せ、Tpの華やかなファンファーレへとつながります。

 

二つ目の場面は「多くのことを探求し学ぶ、しかし興味がエスカレートし事件を起こす」場面。

木管楽器の連符から始まった音楽は、ワルツへと変化します。

Tpのソロが印象的ですね。このソロ、おしゃれですね〜。

しかし軽やかなワルツは中低音のフレーズをキッカケにバランスを崩します。ここ吹きたいですね。

 

そして三つ目の場面は「孤独の世界」の場面。

con.sord.したTpによって奏でられたフレーズが少しづつ形を変えながら木管楽器の間を受け継がれていきます。

 

四つ目の場面は「発明への挑戦!」

この曲の中で最もテンポが速く、軽やかな場面です。

決して楽なことばかりではなかったであろう発明とエジソンの関係を示すように、苦楽を混在する展開がノンストップで続きます。

 

最後の場面は「エディソンの功績を讃えて~未知なる可能性を求めて」

雄大なコラールによって曲はクライマックスを迎えます。一瞬現れる四場面目のフレーズが永遠に続いていく発明の軌跡を示し、曲は終わります。

 

2013年の全国大会のCD聴いてて発掘しました。

八木澤×名電と言えば2015年の「永劫の翼」も有名だし、いい曲ですよね。

八木澤作品は爽やか陽キャって感じの音楽で大好きです。

 

曲情報

曲名:「エディソンの光」〜 メンロパークの魔術師
作曲者:八木澤教司

作曲年:2013年

この曲を一言で言うと:エジソンはマジ偉大
演奏歴:無し

(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)

 

Tuba. T