曲概要
「15分の名声~アンディ・ウォーホルのための音楽」は清水大輔の作曲した吹奏楽曲です。
2012年に松戸市立松戸第四中学校の委嘱によって作曲されました。
この曲の推しポイント!
アンディ・ウォーホルは20世紀に活躍したアメリカの芸術家です。
画家として、デザイナーとして、プロデューサーとして、様々な分野において名を残しています。
マリリンモンローを扱った作品が有名ですが、私たちとしては「エクストリーム・メイクオーヴァー」の表紙を思い出してしまいますね。
『未来には、誰でも15分間は世界的な有名人になれるだろう。』
という彼の言葉が、この曲のタイトルの由来になっています。
清水大輔氏はこれと日本吹奏楽コンクールの規定(入り捌け含め15分)を引っ掛けていると解説しています。
現代においては、吹奏楽コンクールはもちろん、SNSや動画サイトを用いることで個人による発信が容易な時代になっています。
この言葉の通りになっているのかもしれませんね。
曲の内容は、彼の手がけた芸術の多様さを表すようにジャズ調、ポップス調と様々に曲調を変えていきます。
冒頭はフリーテンポのベルトーン。
夢のような庭といい、こういうの好きですね。
Tp.を中心とした速く、派手なメロディが展開されます。
その後、続くのは各楽器のソロ。
特に印象的なのはTb.ですね。
各場面ごとの転換で挟まるTimp.ソロも非常に重要です。
中間部は静かなコラールの場面。
と言っても悲壮感は全くなく、穏やかで輝かしいモチーフが展開されていきます。
そしてスネアドラムを中心としたリズミカルな打楽器に導かれて、冒頭に戻ります。
最後は音楽が不安定に崩壊していくように加速し、Tp.が高らかに音楽を終わらせます。
チャラいです。
曲情報
曲名:15分の名声〜アンディ・ウォーホルのための音楽
作曲者:清水大輔
作曲年:2012年
この曲を一言で言うと:芸術家はなんでもできる
演奏歴:なし
(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)
Tuba. T