
曲概要
宇宙空間での爆発事故に見舞われながらも帰還を果たしたアポロ13号の物語をテーマにした作品で、 2001年から2010年までに書かれた Man on The Moon 三部作の2作品目に当たります。
4つの楽章からなり、それぞれのタイトルは次のようになっています。
1. 大統領のスピーチ - リプライズ
2. アポロ13号 - 打ち上げ、運命の日1970年4月13日
3. トラブル発生 - ロスト・ムーン
4. 生還
この曲の推しポイント!
喜怒哀楽や情景が伝わってくる映画音楽のような響きが、清水大輔氏の持ち味の1つです。
代表作であるMan on The Moonシリーズの中でも、その特徴が遺憾なく発揮されているのが、このLOST MOONです。
アポロ計画への期待、 11号,12号と月面着陸に成功してきた自信、 打ち上げの激しさとこの後を予感させる旋律、 トラブルに立ち向かうさま、 短く長い帰路、 安堵、 湧き上がる地上の人々。
まるで作り話のような実話を、 非常にわかりやすい構成と聴きやすい旋律、そして清水流の響きで描きあげています。 アポロ13号のトラブルから今年で50年が経ちましたが、未だ気軽に宇宙に行ける世の中にはなっていません。
半世紀前に宇宙空間と管制室で起きた出来事に思いを馳せながら、幅広い人に聴いてもらいたいと思います。
曲情報
曲名:LOST MOON ~Man on The Moon Episode 2~
作曲者:清水大輔
作曲年:2007年
この曲を一言で言うと:音楽だけの映画
演奏歴:早(第68回定期演奏会)
(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)
Ob. K