
曲概要
「鳳凰が舞う〜印象:京都、石庭、金閣寺〜」は真島俊夫の吹奏楽曲です。
2005年に川口市・アンサンブルリベルテ吹奏楽団の委嘱で作曲されました。
この曲の推しポイント!
この作品は、「三つのジャポニスム」「富士山」と共にフランス的な技法を用いて日本の風景を描いた作品の三部作として数えられます。
作曲順でいうと二番目ですね。
確かにそれら二作品とかなり構成が似ています。
また、タイトルにはいくつかの固有名詞が含まれていますがそれぞれの場面が具体的な物を示している訳ではありません。
全体的に京都の印象を表しています。
ただ、中間部は竜安寺の石庭。
クライマックスは今にも羽ばたこうとしている鳳凰の様子を表しています。
冒頭、低音楽器によるメロディで始まります。
後発ではありますが、「富士山」も同じ構成が用いられていますね。
和楽器を用いて京都の印象を表現した後、ホルンが主題を演奏します。
ホルンを中心にこの主題を繰り返しながら前半部は進んでいきます。
中間部では、ハープ効果的に用いられます。
そして、Ob.やFl.とS.Saxのソロ回しがどことなく和風の雰囲気を残します。
再びTp.が前半の主題を演奏し、和楽器と共にクライマックスへと進んでいきます。
「鳳凰が舞う」瞬間を表している場面です。
最後は和楽器の連打と共にド派手に終わります。
他に作品と比べて少し地味な印象ですが、曲調は全くそんなことがないです。
ぜひ演奏してみたいですね。
曲情報
曲名:鳳凰が舞う〜印象:京都、石庭、金閣寺〜
作曲者:真島俊夫
作曲年:2005年
この曲を一言で言うと:三部作の二作目は名作
演奏歴:なし
(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)
Tuba.T