【No.40】シンフォニエッタ第2番「祈りの鐘」

曲概要

この曲は、2010年に春日部共栄高校の委嘱により作曲されました。

 

同年の全日本吹奏楽コンクール全国大会で同校は金賞を受賞し、以降コンクールや演奏会など、多くの団体で取り上げられる人気曲となっています。

この曲の推しポイント!

曲は、終始3つのテーマに支配されています。

 

一つ目は、冒頭の「鐘」の旋律。 印象的に鳴り響く鐘の音が、形を変え曲全体に散りばめられています。

 

二つ目は、冒頭のオーボエから始まる木管群の旋律。 福島氏の魅力のひとつと言える、美しく神秘的なメロディが様々な楽器を通して奏でられ、曲終盤に向けてエネルギーを増幅させていきます。

 

三つ目は…どこだかわかりますか?よければみなさん自身で曲を聴いて、探してみてください。

曲を研究することで、また違った楽しみ方や、新たな曲の良さを発見することができるかと思います。

 

全曲を通してどこか不安定な、だけど要所要所で希望を感じさせる様は、氏の作品の真骨頂と言えます。

譜面ではチャイムは1台の設定ですが、可能なら舞台袖やバンダに複数配置させ、ホール全体に鐘の音を響き渡らせたいですね。

 

曲情報

曲名:シンフォニエッタ第2番「祈りの鐘」
作曲者:福島弘和

作曲年:2010年

この曲を一言で言うと:これぞ福島弘和
演奏歴:早(第68回定期演奏会)F(第4回定期演奏会)

(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)

 

Tb. Y