【No.13】月への12秒

曲概要

「月への12秒」はR・Wスミス作曲の吹奏楽曲です。

アメリカの宇宙飛行に対する賞賛を表した曲です。

宇宙をテーマにした曲はどれも壮大で、良いですね。

この曲の推しポイント!

R・W・スミス作曲といえば控えめな編成・難易度で広く愛されているイメージがあります。

しかし、この曲はそんなスミスの生み出した「難曲」の一つです。

 

タイトルの「月へ12秒」とはライト兄弟による初の有人飛行の時間が12秒であったことが由来となっています。

たった12秒、されどその12秒がなければきっと人類は宇宙に行くことはできなかったのだと思います。

 

曲はホルンのソロから始まります。宇宙とホルンソロ、何か別の曲を思い出しますね笑

 

序盤は華々しいファンファーレから始まり、有人飛行への夢を語るように、軽快に展開していきます。

中盤は困難を表すような不吉な音楽になりますが、ファンファーレを起点に感動的なメロディーが姿を現します。

そして、重なる不協和音を経てロケットが発射され、曲はドラマチックに幕を閉じます。

 

どの場面を聴いていても、表現されているであろう光景がありありと浮かんできます。

間違いなく、スミスの最高傑作のうちの一つです。

高い技術力を要される曲ではありますが、ぜひいつか挑戦してみたいですね。

 

曲情報

曲名:月への12秒(Twelve Seconds to the Moon)

作曲者:R・W・スミス

作曲年:不明

この曲を一言で言うと:飛んでみたい

演奏歴:なし

(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)

 

Tuba. T