【No.88】音楽祭のプレリュード

曲概要

「音楽祭のプレリュード」はA.リードの作曲した吹奏楽曲です。

1975年の吹奏楽コンクール課題曲に選ばれたことでも有名ですね。

 

この曲の推しポイント!

オクラホマ州イーニッドにあるトライステート音楽祭の25周年を記念して作曲されました。

本当の音楽祭のためのプレリュードだったんですね。

 

ちなみに序曲(Overture)と前奏曲(Prelude)の違いは、始まってるのが序曲で、始まる前の前触れが前奏曲、という認識で大丈夫ですかね。

また、序曲の方が比較的形式ばった曲になっていることが多いようですね。

確かに序曲はファンファーレぽく始まる印象がありますね。

 

まあこの曲は前奏曲なのにファンファーレで始まるんですけどね。

金管楽器のファンファーレの主題と、木管楽器の主題がそれぞれ何度も用いられる形で曲は進行していきます。

木管楽器やコルネットによる間奏を経て、tuttiによる力強く二つ目のファンファーレが演奏されます。

 

レガート気味の静かな間奏部は主題の展開系です。それを経て、二つ目のファンファーレが用いられたクライマックスへと到達します。

そしてスネアドラムと共に行進曲調に展開された主題が演奏されます。

 

最後は再び冒頭のファンファーレが再現され、ド派手に曲は終わります。

 

この曲は課題曲として採用される前に、何度も自由曲として用いられたことがあったようです。

今の感覚からすると不思議ですね。

今ではアルメニアンダンスなどの方が有名かもしれませんが、確実にこの曲は日本におけるリード人気の火付け役だったのだと思います。

 

 

 

 

 

曲情報

曲名:音楽祭のプレリュード
作曲者:A.リード
作曲年:1957年

この曲を一言で言うと:最も有名なプレリュードの一つ
演奏歴:早(第25回定期演奏会など)

(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)

 

Tuba. T